HERMES Birkinストーリー
イギリス出身の女優であり歌手のジェーン・バーキンとエルメスの5代目社長ジャン・ルイ・デュマ・エルメスとの有名なエピソードから生まれたバッグ。それがエルメスの人気モデル、バーキンです。
ジェーン・バーキンはとにかく整理整頓が苦手な人でした。愛用するバッグは籐でできたカゴのようなバッグやトートです。なぜかというと何も気にせずモノをどんどん放り込んでいけるから。
そして、物語は偶然にも飛行機の中でデュマ・エルメスがジェーン・バーキンと隣合わせになったことから始まります。デュマはジェーンのバッグを見た時に驚きました。今にも中身がこぼれ落ちそうなほどパンパンに膨れ上がったバッグはとても有名なセレブ女優が持っているものとは思えなかったのです。
デュマはジェーンに提案しました。
「そのバッグに入っている荷物が全て入る、バッグを私に作らせて欲しい」
こうしてエルメスからジェーン・バーキンに対して贈られたバッグが「バーキン」となったのです。
ジェーンはこのカバンをとても気に入って、どこに行くにもバーキンを持ち歩きました。その姿は当時のメディアとファッションセンスに敏感な女性達の心を掴みました。そしてエルメスを代表する商品へ成長していったのです。